奈紗惜し~18番Vパット外しPOで負け2位「ベストは尽くせた」

 「米女子ゴルフ・キングズミル選手権・最終日」(20日、キングズミル・リゾート=パー71)

 畑岡奈紗(19)=森ビル=は1打差の2位から最終ラウンドで67と伸ばし、通算14アンダーで臨んだプレーオフで敗れ2位だった。米ツアーでの自己最高成績。3人によるプレーオフは1ホール目に田仁智(韓国)が脱落。2ホール目にアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)がバーディーを奪い、畑岡を退けた。上原彩子は通算8アンダーの10位。大会は悪天候の影響で54ホールに短縮された。

 最後は、プレーオフで連続バーディーを奪い歓喜するアリヤの引き立て役となった。米ツアー参戦2季目で初めて味わう緊張感の中、畑岡は持てる力を出し切って敗れた。「プレーオフまで行けたので、自分のベストは尽くせた」とすっきりした表情で話した。

 勝機はあった。フェアウエーキープ率は100%で、18ホールのうち17ホールでパーオン。好調なショットは、1打差2位で臨んだ最終ラウンドで一層の切れ味を見せた。しかし「3日間通してパットのチャンスがたくさんあったが、決められなかった」。入れば勝てた18番の長いバーディートライはカップをかすめ、天を仰いだ。

 若手が躍進するツアーで、2年前に賞金女王に輝いた22歳のアリヤは「奈紗は才能があるし、いつでも勝てる」と評する。日本勢初の10代優勝こそ逃したが、自信を深めた畑岡は「今は身体の状態も技術的にもすごくいい。(31日開幕の)全米女子オープンに照準を合わせたい」とビッグタイトルをにらんだ。

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