「女子ゴルフ・リゾートトラスト・レディース・最終日」（２７日、関西ＧＣ＝パー７２）

　岡山絵里（２１）＝ニトリ＝が５バーディー、１ボギーの６８で回り、通算１３アンダーで並んだ勝みなみ（１９）＝明治安田生命＝とのプレーオフを制してプロ初優勝を手にした。プレーオフ１ホール目でパーをセーブし、ボギーとした勝を下した。勝は鹿児島高１年だった２０１４年のＫＫＴバンテリン・レディース以来で、プロ転向後は初となる２勝目を逃した。２打差の３位に鈴木愛ら４人が入った。

　黄金世代をけん引する勝が、惜しくもプレーオフでプロ初勝利を逃した。フェアウエーからの第２打をバンカーに入れ、３打目はピンを約３メートルオーバー。これを入れられず、万事休した。

　それでも勝は「まあ、しょうがないかな～」とさばさばした様子。正規のラウンドでは８番まで５バーディーの快進撃で、大いにファンを沸かせた。

　前週から、構えてから時間をかけずに打つようにし、ショットの迷いが解消された。「３日間、アンダーで回れたので」という手応えが、悔しさを上回ったようだ。

　「プレーオフも初めて経験できたし、優勝するためには無駄にならない試合でした」と笑顔で前を向いた。