近藤が3季ぶり単独首位 どん底から復活!自己最少パット数に「びっくり」
「男子ゴルフ・日本ツアー選手権・森ビル杯・第2日」(1日、宍戸ヒルズCC西C=パー71)
ツアー通算6勝を誇る近藤智弘(40)=ネスレ日本=が3シーズンぶりの単独首位に立ち、決勝ラウンドへ進んだ。10位で出て8バーディー、2ボギーの今季自己最少65をたたき出して通算9アンダー。腰痛に苦しみ、16年間保持してきた賞金シードまで失ったどん底男が、大舞台で復活ののろしを上げる。2日連続の67で回った時松隆光と、韓国の金亨成が1打差で続いた。
近藤が会心のラウンドだ。11番で7メートル、12番は5メートル、13番では1メートルを流し込んで3連続バーディー。合計パット数は自己最少タイ21で「すごい。本当にびっくり。こんなにバーディーを取れるとは思ってもいなかった」と目を丸くした。ここ数年は腰痛に悩まされてきたが、春先にシャフトの重さを125グラムから90グラムに減らし、より軟らかなタイプに変更したことが奏功した。決勝へは「自分にも正直、期待していなくて」と控えめに笑った。