「米女子ゴルフ・全米女子オープン選手権・第２日」（１日、ショールクリークＣＣ＝パー７２）

　悪天候のため半数の７８人が終えられなかった。５６位から出た葭葉ルミ＝富士住建＝は７１で回り通算１オーバーで予選通過を確実にした。サラジェーン・スミス（オーストラリア）が連日の６７で通算１０アンダーに伸ばし暫定首位。鈴木愛は７４で６オーバー、蛭田みな美は７５で７オーバー。川岸史果は１５オーバー、高山佳小里は１８オーバーで予選落ち確実となった。畑岡奈紗、香妻琴乃、上原彩子、野村敏京は回り終えられなかった。

　最終９番でバーディーを奪った葭葉は笑みが絶えなかった。「アンダーパーで回れたのはすごくうれしい」。４バーディー、３ボギーと伸ばして通算１オーバー。悪天候の第２日に、全米女子オープン出場３大会連続の予選通過を確実にした。

　落とす選手が多い中で５６位から上昇し「本当にショットが好調。ドライバーは自信を持って打てている」と胸を張る。第１日は日没近くまで寄せを練習。「３０～５０ヤードが苦手だから、刻んだときに自信を持って打てるように練習した。それがショットの好調につながった」と声を弾ませた。

　２０１５年に初出場で１４位に入り、昨年は飛距離でトップの数値を残して５１位。日本では通算１勝と目立つ機会は少ないが、最高峰の大会には相性がいい。３度目の挑戦で「出るからには予選を通って、優勝争いもしたい」と自らへの期待を膨らませている。