松山英樹 ショット安定せず7位に後退 自己評価も一変「マイナス100点」

 「米男子ゴルフ・メモリアル・トーナメント・第3日」(2日、ミュアフィールドビレッジGC=パー72)

 首位と3打差4位でスタートした2014年大会覇者の松山英樹(26)=LEXUS=は1イーグル、4バーディー、5ボギーの71で回り、通算9アンダーでトップと5打差7位に後退した。70で回った宮里優作は通算2アンダー58位に上がり、池田勇太は73とスコアを伸ばせず、通算1オーバーで人数が絞られる最終ラウンドに進めなかった。ブライソン・デシャンボー(米国)が14アンダーで単独首位。タイガー・ウッズ(米国)は68をマークし、9アンダー7位に浮上した。

 前日から、わずか一日で自己評価が一変した。「苦しいどころじゃない。良いところを探すのが大変なぐらいショットが悪かった」と松山。同じ71で回った第2R終了直後は「自分のあるべき姿に戻った感じ」と明るく語っていたが、この日は「マイナス100点」と厳しい言葉ばかりが口をついた。

 ショットが左右に散った。1番で第1打をいきなり左の木に当ててボギー。3番は左ラフにつかまってスコアを落とし、8番でもショットが左の木に当たった。パッティングが持ち直したので大きく崩れることはなかったが、前半は出入りの激しい内容になった。

 それでも、後半はパー5の15番でピン左2・5メートルに2オンしてイーグルを奪い、「今後につながる」と前を向いた。上位で最終日を迎えるのは久しぶり。「最後にしっかり伸ばして、(優勝戦線に)プレッシャーをかけられれば」。2週後に控えた全米オープンのためにも、いい形で終わりたい。

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