片山晋呉の騒動に「プロアマって本当に必要なんですか?」タケ小山が持論
プロゴルファーのタケ小山が7日、文化放送「The News Masters TOKYO」で、プロアマ戦でアマチュアに不快な思いをさせたとして処分を検討されている片山晋呉の問題について言及。スポンサー側にばかり意識を向けている日本ツアー機構側に苦言を呈した。
タケは自身がパーソナリティを務める番組内で、まずは問題が起こったプロアマ戦について説明。大会のスポンサーが大会前に自社の大切な客をもてなす場として設置されており、重要なビジネスツールにもなっていることや、選手たちにとっても、大会を開催してくれていることに感謝を表すために“ホスト”となってもてなすことを協会からも推奨されているとした。
その後「この構図自体、間違っているというのが僕の意見」と切り出すと「選手達がお金を払ってくれるスポンサーに感謝するのは当たり前だが、過剰なサービスまで必要なのかということ。ぼくはアスリートサイドだから」と意見。そして「本来ならばスポーツイベントはギャラリーやチケットを買ってまで観に行きたいスポーツでなければプロスポーツイベントは成り立たない」とスポンサーよりも会場に足を運ぶファンを大切にするべきと訴えた。
「日本はギャラリーが入らなくてもスポンサーさんが賞金分出してくれれば試合が成り立ち、イコールテレビ中継が付くという構図になっている」と説明。「だから本末転倒。俺からいえばとんちんかん」と言い切った。
もちろん片山についても「非はありますよ、不快な思いをさせてしまう行動をしたんでしょう、多分」「百歩譲って、片山選手は噂は良くないです。色々問題起きます」と語ったが、米国ではプロアマは試合後に行われるケースが多いことに触れ、「選手が試合前にアマの方とワイワイやっては…。それはプロスポーツじゃ無いと思ってる」と持論を述べた。
「プロアマって本当にプロの世界に必要なんですか?お金払ってる人が偉いんですか?ファンが偉いんでしょ?そこに目を向けないといけないんじゃないですか?というのが僕の意見」と、片山以上にツアー機構側の姿勢に疑問を投げかけていた。