石川遼 プロアマ問題で謝罪「アマチュアの方の期待を裏切った」
男子ゴルフの片山晋呉が27日、ツアー大会前のプロアマ戦で一般の同伴プレーヤーが不愉快に感じる態度をしたとされる問題で、謝罪会見を行った。
会見には青木功会長、石川遼副会長兼ジャパンゴルフツアー選手会長も出席。石川選手会長は「ご心配をおかけした皆様に選手会を代表してお詫び申し上げます」と謝罪した。 続けて、「今年から選手会長に就任しまして、青木会長とともにプロアマを向上しようと意見が一致しまして、自分も選手一同に呼び掛けていたつもりでしたが、至らず、反省しております」と神妙な面持ちを浮かべた。
プロアマ戦の重要性についても触れ、「プロゴルフの良さにプロアマがあり、他の競技にはないものであると思います。携わっている皆様、スポンサーの方、招待した方と一日を過ごす。それがプロゴルフの良さ。600万人、多かった時に1000万人のゴルフ人口がいたなかで、なかなか感じることができなかったアマチュアの方からの期待を、(今回)裏切ることになった」と振り返った。
その上で今後は若手を中心にプロアマ戦での招待客へのホスピタリティ精神やファンサービス、メディア対応の向上を行っていく考えを示し、「選手全体が身につけられるようファンの皆様、アマチュアの皆様に見せられるよう努力していきたい」とした。
この日、国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)が都内で定例理事会を開き、片山の処分を検討。5月30日に30万円の罰金が科されていたが、追加で厳重注意となった。
片山は30日に行われたツアー選手権森ビル杯のプロアマ戦で、同組だった招待客が不愉快と感じる態度を取り、プレーが中止となった。JGTOの調査によると、片山は集合場所に一番最後に現れ、招待客への声がけも少なく、グリーン上で自身のパッティング練習を行うなどしたという。
片山は「自分が反省することは反省し、やっていかなければいけないことをみきわめて、自分のゴルフ人生の糧にしたいと思っています。今回はこういう騒動をして申し訳御座いませんでした」と、深々と頭を下げた。