タケ小山、片山晋呉は「100%悪い」も、スポンサー依存の現行制度には苦言
プロゴルファーのタケ小山が28日、文化放送「The News Masters TOKYO」で、プロアマ戦でアマチュアに不快な思いをさせたことで謝罪会見を開いた片山晋呉について言及。「100%片山に非がある」とした上で、改めてスポンサーに依存し過ぎる現在のツアーのあり方に苦言を呈した。
片山は27日に、日本ゴルフツアー機構の青木功会長、選手会の石川遼会長らと謝罪会見に臨み、プロアマ戦でアマチュアゴルファーに不快な思いをさせたことを謝罪。制裁金30万円に加え、厳重注意処分も受けた。
小山は、一連の調査を記したファイルに目を通したといい、「今の現行の状態でいえば、100%片山さんが悪いです」「非がある」と断言。小山は、片山のパッティング練習は同伴アマ全員のプレーが終わった後だと思っていたというが、調査結果によればアマがプレー中に自分のティーをカップに見立てて練習していたことが明らかになり「ゴルフのエチケットとしても全員プレー終わるまでプレーを見てましょうというのもある」と“非がある”理由を述べた。
今後の復帰について片山は未定としているが、小山は「ここから(片山は)セカンドキャリアだと思う。早く出て来て違う片山を作り出すのか、それとも今まで通りでやっていくのか。今まで通りなら、どうやったら片山を認められるやり方があるのか、自分でこれから構築していかないといけない」とも助言。片山は「もともとヒール役」だとも指摘し「そこをどううまく自分を変えていくかが大事だと思う」と訴えた。
それらを踏まえ、小山は「スポンサーは大事。100万回言う、スポンサーは大事」とした上で、「大事なんだけど、プロスポーツで一番大事なのはスポンサー以上にファンでしょう?ファンの人にたくさん見に来てもらうツアーにする方が先」と改めて持論を展開。今のままの、スポンサーに依存するシステムが続くようなら「必ずまた同じ間違えが起こりますよ」と警鐘を鳴らしていた。