畑岡奈紗 首位と3打差8位浮上 強風もリカバリーでパーセーブ
「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第2日」(29日、ケンパーレークスGC=パー72)
10位で出た畑岡奈紗(19)=森ビル=が4バーディー、4ボギーの72で回り、通算3アンダーで首位と3打差の8位に浮上した。柳簫然、朴城ヒョンの韓国勢とブルック・ヘンダーソン(カナダ)が通算6アンダーで首位に並んだ。ともに74で回った上原彩子は通算2オーバー54位、横峯さくらは通算3オーバー64位で決勝ラウンド進出。野村敏京は78と乱れ、通算9オーバーの124位で予選落ちした。
右拳を力強く握り、ガッツポーズで締めくくった。18番で5メートルのバーディーパットをねじ込み、畑岡は「ピンチが続いたが、何とかイーブンで上がれた」と安どの息を吐いた。
1番パー4は2打目を1メートルにつけ、3番パー3ではカップ横10センチのスーパーショットを披露。その後は強風の影響もあってティーショットが右へ、右へと曲がったが、見事なリカバリーでパーをセーブ。平均パット1・64は全体5位と、畑岡の粘りが際立った。
首位と3打差、優勝圏内で迎える決勝ラウンドに向けて「まだまだ詰められない差ではない。自分の位置は悪くない」。海外メディアからも注目される19歳の新星。初優勝でつかみ取った自信は、確信に変わりつつある。