川岸史果、5位浮上 史上初の親子同日Vへ「向こうの方が緊張すると思います」

 「女子ゴルフ・サマンサタバサ・レディース・第2日」(14日、茨城県イーグルポイントGC=パー72)

 史上初の父娘同日優勝を目指し、前日12位の川岸史果(23)=加賀電子=が5バーディー、ノーボギーの67で回り通算8アンダー、首位と1打差5位に浮上した。昨年9月のマンシングウェア東海クラシック以来のツアー2勝目を狙う。9アンダー首位は小祝さくら、沖せいら、申ジエ(韓国)、ペ・ヒギョン(韓国)の4人。勝みなみは73、5アンダーで首位から11位に後退した。

 親子同日Vへ、史果の下地は整っている。「楽しみですね。親子優勝できたら面白いですね。ま、向こうの方が緊張すると思いますけど」。日本シニアオープン選手権で3打差2位につけている父・良兼に、いたずらっぽくエールを送った。

 前半はパー5で2つバーディーを奪うと、13、14番で4メートルを続けて沈め、最終18番の5メートルもねじ込んでガッツポーズ。猛暑にへたばる気配もなく、たくましく笑顔で1打差5位まで上がってきた。

 この日は3番ウッドを多用し、フェアウエーを着実に捉えてチャンスを量産した。今季は5月にドライバーを破損するアクシデントに見舞われるなど不運もあって出遅れ気味だが、「3番ウッドは6月の苦しかった時にいっぱい使ってうまくなりましたし」と、思わぬ副産物を生んだ。

 今は手になじむドライバーも見つけ、前週は今季最高の2位。あとは完全復活を告げるツアー2勝目を待つばかりで、「父ほどは緊張しないと思います(笑)。同日V、できたらいいなと思います」。怪物父娘ならではの快挙に期待がかかる。

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