女子大生ギルマン大会レコードで初出場V 金孝周以来史上2人目 「信じられない」

 「女子ゴルフ・センチュリー21レディース・最終日(22日・滋賀県瀬田GC=6518ヤード、パー72)

 首位と1打差2位から出たアマチュアで国内ツアー初出場のクリスティン・ギルマン(20)=米国=が7バーディー、2ボギーの67で回り、通算17アンダーで逆転優勝を飾った。アマチュアVは2016年日本女子オープンを制した畑岡奈紗以来史上6人目、初出場Vは12年サントリーレディスでの金孝周(韓国)以来史上2人目。前日まで単独首位の小祝さくらは72と伸ばせず、木村彩子とともに4打差2位に終わった。

 推薦で初出場した女子大生、ギルマンが堂々としたプレーで優勝を勝ち取った。3つ伸ばして迎えた8番で今大会初のボギーを出したが「3パットですごく頭に来た。でも私、そういう時はいい傾向なんです」。すぐに9、10番で連続バーディーを決めてみせた。

 後半は他選手との差を広げ、最後は4打差の圧勝。「信じられない」と両手のひらを上に向けたが、大会レコードの通算17アンダーはまぐれで出せる数字ではない。世界アマチュアランク8位の地力を存分に見せつけた。

 ティーショットは曲がらない。「ゴルフを始めてからOBを打った記憶がない」という。2日間同組で回った小祝は、そのパッティングのうまさにも舌を巻いた。12歳まで競泳バタフライで鍛えた体はパワーも満点だ。

 9月からの米ツアーQT(予選会)受験を予定しているが、今回の勝利で、登録すれば引き続き日本でプレーするチャンスを得た。「日本ツアーのメンバーになる可能性はあります。ただ、家族とも相談しないと」とうれしい悩みを口にした。

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