49歳ベテラン 深堀圭一郎“隙突き”3回戦進出!左肘筋断裂から復帰3戦目
「男子ゴルフ・ISPSハンダマッチプレー選手権・第2日」(27日、鳩山CC=パー72)
ツアーで唯一のマッチプレー形式で行われ、ベテランの深堀圭一郎(49)=フォーラムエンジニアリング=が2アンド1でW・J・リー(オーストラリア)を破った。左肘の故障から復活途上ながら、相手の隙を突いて逃げ切った。星野陸也ら24人が勝ち上がり、シード選手8人を加えた計32人が9月5日の3回戦を戦う。
隙があれば、深堀は見逃さない。オールスクエアで迎えたインスタートの5番パー5、OBをたたいたW・J・リーを尻目にここぞとばかりにバーディーを奪うと、続く6番では13メートルのロングパットを流し込んで突き放した。勝負どころを見極め、一気に畳み掛けた。
「最高潮とは言えないが、我慢すればチャンスはある」
17年11月の試合中に左肘の筋断裂。3カ月間、左腕を使えず、握力はわずか6キロまで落ちた。今季は6月がツアー初戦で「試行錯誤してゴルフができるようになったのはポジティブ」と深堀。喜びをかみしめ、臨んだ復帰3戦目だった。
49歳11カ月で勝てば日本ツアーのマッチプレー競技では最年長。シード奪還とともに、13年ぶりの頂点も視界に入っている。