三ケ島かな ミラクルプレーで初の単独トップ
「女子ゴルフ・ニトリレディース・第1日」(23日、小樽CC=パー72)
美人プロの三ケ島かな(22)=ランテック=がミラクルプレーで5バーディー、ボギーなしの5アンダー67を出して初の単独トップに立った。8番パー4ではいったん池に入ったボールが飛び出す幸運もあった。青木瀬令奈が4アンダー68で2位。武尾咲希、有村智恵ら4人が3アンダー69で3位に並んだ。
幸運を味方につけて、三ケ島がリーダーズボードを駆け上がった。3アンダーまで伸ばして迎えた右ドッグレッグの8番パー4は第1打を左へ曲げ、残り150ヤードの第2打はフォローで枝が気になる状況。案の定、5Uで打った球はインパクトが緩み、ボールはグリーン手前の池に水しぶきを上げて飛び込んだ。
万事窮すかと思いきや、キャディーの父・直(すなお)さん(47)が「出ろ!」と叫んだ直後、奇跡が起こった。いったん池に入ったボールが何かでバウンドしてグリーン手前のピンまで残り40ヤードのラフに着弾。このアプローチを寄せてパーをセーブした。三ケ島は「漫画みたいでした。もちろん、あんなこと初めて」と目を丸くしていた。