川村昌弘 旅費稼ぎへ好発進「稼いでもとんとん」 台風接近も問題なしの2打差5位

 「男子ゴルフ・RIZAP・KBCオーガスタ・第1日」(23日、芥屋GC=パー72)

 ツアー2勝目が欲しい川村昌弘(25)=アンテナ=が7バーディー、2ボギーの67をマークし、首位と2打差5位と好スタートを切った。首位は7アンダーの金庚泰(韓国)。17年優勝の池田勇太は4アンダー12位、2年前の覇者の石川遼は2アンダー32位。プロアマ戦での不適切応対のためツアー大会出場を約2カ月半自粛し、今大会が復帰戦の片山晋呉は4オーバー118位と出遅れた。

 ツアー後半戦開始初日に気を吐いたのは、キャディーバッグとバックパックで世界中を回っている旅人ゴルファー・川村だった。おもにアジアや欧州を渡り歩き、決していいコンディションとはいえないコースでの試合もあるだけに、台風が近づく湿った風などなんのその。7バーディー、2ボギーの67で好スタートを切った。

 生まれついての旅好きで、プロ入り後に行った国は30カ国以上。パスポートはスタンプだらけだ。39位になった7月の全英オープン後、8月2~5日にフィジーでの試合に出場(67位)。その間には高校時代の後輩とオランダ、ドイツ、ルクセンブルク、ベルギー、マレーシア、シンガポールを回った。

 「1週間、毎日違う国に行った。主に列車旅ですが、ランチしながら宿をとって、ちょっと休憩して飲みに行って、寝て、次の国に行く。はしご酒の旅。だめ人間みたいですね」

 今週からはしばらく日本にいて、11月の欧州ツアー出場予選会に向けて旅費を稼ぐ。「稼いでも稼いでも、とんとんくらい」と楽しそうに話した。

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