出水田大二郎、堂々の単独首位 雪辱の初優勝へ「落ち着いてできる」

 「男子ゴルフ・RIZAP・KBCオーガスタ・第2日」(24日、芥屋GC=パー72)

 19位から出たシード1年目の苦労人、出水田(いずみだ)大二郎(25)=TOSS=が1イーグル、6バーディー、5ボギーの69で回り、通算6アンダーで単独首位に立った。石川遼(26)=CASIO=は30位。プロアマ戦での不適切な応対のためツアー大会出場を約2カ月半自粛し、今大会が復帰戦の片山晋呉(45)=イーグルポイントGC=は6オーバーで予選落ちした。

 17年の悪夢を払拭(ふっしょく)できるか。出水田はほとんど無名の存在だった17年大会、2日目を終えて通算9アンダーの2位で折り返し、一躍脚光を浴びた。しかし、3日目に崩れて結局15位で終了。あれから一年。下部ツアーを主戦場にしていたが、レギュラーツアーのシード選手になって再びツアー初優勝に挑んでいる。

 首位に4打差の19位から開始。前半のアウトは3連続ボギーもあったが「風が強いから仕方がない」と割り切った。そして後半の13番パー5、残り186ヤードの第2打を8番アイアンでピン手前8メートルに乗せイーグル奪取。18番パー5も2オンに成功し、堂々のバーディー締めで通算6アンダーに伸ばした。

 17年の悔しさは今でも覚えている。「3日目、(緊張で)突然体が動かなくなった」という。「この一カ月の空き週の間に、宮崎で先輩プロにスイングを見てもらった。ダウンスイングで鋭角的にクラブを下ろして球をつぶしにいっていたのを、ゆるやかに下ろすようにしたら、安定してきた」

 183センチの長身から振り下ろす飛距離にはプロ入り当時から定評があり、昨季はドライビングディスタンス292・75ヤードで12位。「昨年の経験があるので、少しは落ち着いてできる」。眠れる大砲が持ち前のロングドライブで、初Vの壁をぶち破ろうとしている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス