石川遼「急激に回復することはない」前日の熱中症改善せずも5バーディー
「男子ゴルフ・RIZAP・KBCオーガスタ・第3日」(25日、芥屋GC=パー72)
前日体調不良を訴えた石川遼(26)=CASIO=は状態が回復しないながらも4つ伸ばし、通算5アンダーで20位と踏ん張った。ツアー初優勝がかかる出水田大二郎(25)=TOSS=が67とさらに伸ばし、通算11アンダーで、W・J・リー(オーストラリア)とともに首位を守った。
前日、朝から体調不良を訴えながらもプレーした石川は、一夜明けても状態はさほど改善せず。それでも5バーディー、1ボギーと4つ伸ばした。ティーショットが左右に曲がるなど苦しみながらも、「その中ではまとめられた」と振り返った。
前日のプレー後、病院で熱中症と診断された。詳しい原因は不明。点滴を受けて宿舎に戻ったが食欲はなく、食べたのはおかゆを1杯。一夜明けても体は重く、ゼリーを口にしただけでコースに出た。
「急激に回復することはないと思う。重くなったら命の危険性もある。自分の体を最優先に」と石川。エアコンの効いたクラブハウスで報道陣に対応する間も、額には汗を浮かべたまま。慎重に最終日に備える。