地元山梨出身の小池が1差2位発進「富士山は特別。山梨側から見るのが一番」

 「男子ゴルフ・フジサンケイクラシック・第1日」(30日、富士桜CC=パー71)

 マンデートーナメントをトップ通過した地元山梨県出身の小池一平(33)=境川CC=が4バーディー、1ダブルボギーの69で回り、今平周吾、重永亜斗夢らと並び、首位と1打差の2位発進を決めた。プロ3年目の期待の若手で、初優勝を目指す星野陸也(22)=フリー=が68をマークし、単独首位に立った。

 小池はホールアウトすると「山梨の人にとって富士山は特別。特に山梨側から見るのが一番」と、報道陣を笑わせた。後半の5番。535ヤードあるツアー史上最長のパー4で、第1打を右の林に打ち込んだ。球は木の根元にあり、1罰打のアンプレアブル処置でフェアウエーに戻し、ダブルボギーをたたいた。

 悪い流れから救ってくれたのが富士山だった。続く6番は、ティーグラウンド正面から富士山が望める絶景スポット。「富士山を見たら、気持ちを切り替えられた」。その後はパーを重ね、最終9番では8メートルを沈め、バーディーで終えた。

 今大会は甲府市の自宅から車で50分かけて通う。この日も親族や知人が30人近く応援に駆けつけた。仲間に晴れ姿を見せるためにも予選を通過し、優勝争いに加わる意気込みだ。

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