河本結“大人のゴルフ”で暫定2位 「弟は前の私」マネジメント徹底でノーボギー
「女子ゴルフ・ゴルフ5レディース・第1日」(31日、GOLF5CみずなみC=パー72)
雷雲接近による中断があり、42人がホールアウトできなかった。競技を終えた選手の中では美人女子大生ルーキー河本結(20)=エリエール=が6バーディー、ボギーなしの66を出し、李知姫(韓国)と並んで暫定2位につけた。8バーディー、ボギーなしの64をマークした申ジエ(韓国)が暫定トップに立った。
“大人のゴルフ”がピタリとはまった。29日に二十歳になった河本が、ピンに対しグリーンの広い側からフェード、ドローで安全に攻めるマネジメントを徹底。ボギーを打たずに6つのバーディーを積み重ねた。
「前はピンばかり狙っていたから、6個バーディーがきても、必ずボギーもきた。20歳になったので、欲をかかずに大人のゴルフをしたいと思って」
きっかけは先週の男子ツアーRIZAP・KBCオーガスタを観戦し、出場していた弟・力さん(18)と有力男子選手のマネジメントを比較確認したこと。「弟のゴルフは前の私と同じ。もったいないボギーが多い」と分析し、スタイル変更で好スコアにつなげた。
今季から目澤秀憲コーチにつき、ボールコントロール術を学び直したのも好結果を支える。勝みなみ、新垣比菜らと同じ98年生まれの“黄金世代”だが、日体大で機能解剖学を学ぶ女子大生でもある。「ゴルフ引退後の人生も長い。勉強して社会に貢献できる人になりたくて」。しっかりと足元を見据えた。