“黄金世代”小祝さくら 初のプレーオフ負けに「次は優勝したい」
「女子ゴルフ・ゴルフ5レディース・最終日」(2日、GOLF5CみずなみC=パー72)
通算14アンダーで首位に並んだ“黄金世代”の小祝さくら(20)=ニトリ=と申ジエ(韓国)が、18番パー4を使ったプレーオフに突入。両者パーの1ホール目終了後に雷雲接近による中断があり、再開後の2ホール目でパーをセーブした申ジエが、ボギーの小祝を下し、5月のワールド・サロンパスカップに続く今季2勝目、日本通算19勝目を挙げた。小祝は惜しくも初優勝を逃がした。
プレーオフ2ホール目、小祝はピン手前15メートルのバーディーパットを3メートルオーバー。返しが入らずボギーとすると、直後に申ジエがパーをセーブした。悲願の初優勝を元世界ランク1位に阻まれ「一度やってみたかったプレーオフを申ジエさんを相手にできて、いい勉強になった」と悔しさを胸の奥にしまい込んだ。
プレーオフは高校時代の北海道ジュニアで経験があるが、プロは今回が初めてだった。1ホール目をパーで分けた直後の午後2時46分、雷雲接近による中断があり同4時20分に再開。「緊張はなかったんですけど、グリーンが重くてタッチが合わなかった。最後のパットはパンチも入った」と振り返った。
今季は中京テレビブリヂストンとセンチュリー21で最終日を単独首位で迎えながら2位。この日はそれに続く3度目の2位で「次は優勝しかない。気持ちを切り替えて練習します」。必ずこの悔しさをバネに変える。