地元・北海道に元気を!小祝67で首位発進 自宅「大丈夫」も「周りが心配」

 「女子ゴルフ・日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯・第1日」(6日、小杉CC=パー72)

 震度7を観測した地震で北海道北広島市内の自宅が被災した小祝さくら(20)=ニトリ=が5バーディー、ボギーなしの5アンダー67で回り、申ジエ(韓国)、鬼頭桜、浜田茉優と並んで首位に立った。原江里菜、香妻琴乃、福田真未、三ケ島かな、葭葉ルミ、有村智恵ら8人が4アンダー68で5位に並んだ。

 好調なショットを武器に小祝がトップ発進を決めた。前半で3バーディーを奪取し、後半は11番パー5で残り15ヤードを10センチに寄せ、17番パー3は2メートルにつけてスコアを伸ばした。「今日はショットがブレなくてグリーンを外す気がしなかった」と笑顔で振り返った。

 好調の理由は前日の練習での“気づき”。「バックスイングで右足が開いてしまうので、内側でしっかりと受け止めて、軸で上げていくような感じにしたらよかったです」とタネ明かしをした。

 北海道の地震の直後には、小祝に帯同している母・ひとみさん(38)が祖母の泰子さん(63)に連絡を取り家族の安全を確認。「うちは大丈夫だったみたいです。でも、周りのことが心配ですね」。落ち着かない心理状態での18ホールだったが、集中力を高めて乗り切った。

 先週はプレーオフで申ジエに敗れ初優勝を逃した。「意外とショックが大きかった。次のチャンスがあれば経験を生かしたい」。地元に元気を運ぶためにも、残り3日間に持てる力のすべてをぶつける。

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