申ジエ、記録ずくめの圧勝で2週連続V 82年以降で最多差!賞金ランクトップに
「女子ゴルフ・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯・最終日」(9日、小杉CC=パー72)
申ジエ(30)=韓国=が5バーディー、1ボギーの68で回り、2位に9打差をつける通算16アンダーの大会(72ホール)新記録で初優勝を果たした。5月のワールド・サロンパス・カップに続くメジャー2連勝で今季3勝目、日本通算20勝。賞金ランクでもトップに立った。アン・ソンジュとジョン・ジェウン(ともに韓国)が通算7アンダーで2位。日本勢は浜田茉優、大出瑞月の通算5アンダー4位が最高だった。
記録ずくめの圧勝だった。申ジエが18番を残して競技が一時中断になるほどの荒天の中、元世界ランク1位の実力を見せつけた。いきなり1、2番で連続バーディーを奪うと、後は独走で2位に9打差。4日間大会となった1982年以降での最多差Vを決め、両手を高々と突き上げた。
メジャー2連勝で全4大会中3冠を達成したばかりか、2週連続優勝で賞金総額を約1億2400万円とし、鈴木愛を抜いてランクトップに立った。「朝はご飯が食べられないほど緊張したが、優勝できてうれしい。日本で賞金女王になるのを目標にしてきたので、最終戦までトップにいたい」。米ツアーと韓国ツアーの元賞金女王が、風格を漂わせた。