出水田 首位発進 難コースで9バーディー ツアーでの自身最少スコアも更新
「男子ゴルフ・ダイヤモンド・カップ・第1日」(20日、武蔵CC笹井=パー71)
8月のRIZAP KBCオーガスタでツアー初勝利を挙げた出水田(いずみだ)大二郎(25)=TOSS=が9バーディー、1ボギーの63で回り、2位に2打差をつけて首位に立った。熱中症とウイルス性胃腸炎から約1カ月ぶりに戦線に復帰した石川遼(27)=CASIO=は73で82位と大きく出遅れた。
出水田が、ラフに入れたらほぼノーチャンスの難コースで9バーディーを奪った。ツアーでの自身最少スコアを3打更新する63をマークした。
スタートの10番で6メートルを入れ、14番からはOKにつけたり5~6メートルを入れたりで4連続バーディーを奪った。後半の6番は10メートルを沈め、8番はまたまたOKに。「ほぼ完璧でした」と笑いが止まらなかった。
小・中学時代の同級生で、横峯さくらの父・良郎氏が主宰していたゴルフ教室「めだかクラブ」でともに腕を磨いた香妻琴乃が前週、女子ツアーで初優勝した。「すごくうれしかったし、僕の優勝が刺激になったと言ってもらったのもうれしかった」。その日の夜に都内で一緒に食事をする予定だったが、香妻は急きょ祝勝会があり延期となった。
初優勝して声をかけられることも多くなったが、それでもまだ『いでみつさん』と呼ばれることもある。「また年末とかに集まるでしょう」。香妻より先に2勝目を挙げ、再会するまでに認知度を上げたい。