「女子ゴルフ・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン・第１日」（２１日、利府ＧＣ＝パー７２）

　２２日が３４歳誕生日の佐伯三貴（大和ハウス工業）が５バーディー、１ボギーの６８、４アンダーで原江里菜、小祝さくら、大江香織、酒井美紀と並んで首位発進。東北福祉大時代を過ごした宮城で２０１３年以来の復活Ｖを狙う。１打差６位にキム・ハヌル（韓国）と野沢真央が続いている。前週優勝の香妻琴乃は１オーバー４７位。

　２２日に３４歳になる佐伯。宮城には何歳になっても、同じ笑顔で待っていてくれる人たちがいる。「この大会は特別感がありますね」

　前日、東北福祉大時代に通った仙台市内の「とんかつ加茂」を食事場所に選んだ。「しょうが焼きが大好きだったんですよ。本当においしくて」。今はとんかつやフライばかりで、しょうが焼きは作ってないというが「昨日おばちゃんが『三貴ちゃんが来るだろうと思って、しょうが買っといたよ』って」。愛情のこもった一皿が佐伯の心を温めた。

　１６番で８メートルのパーパットを沈め、続く１７番、１８番の連続バーディーで３３歳最後のラウンドを締めくくった。「いい終わり方できたので、明日（誕生日）はまたいい始まりができるように」。５季ぶり勝利が見えてきた。