重永踏ん張った!耐えて5位 持病の大腸炎も痛恨ダボも超えて…行くぞアトム
「男子ゴルフ・トップ杯東海クラシック・第2日」(28日、三好CC=パー72)
首位から3打差の3位で出た重永亜斗夢(30)=ホームテック=が、最終ホールで痛恨のダブルボギーを喫しながらも首位に5打差の5位と優勝戦線に踏みとどまった。片山晋呉(45)=イーグルポイントGC=はスコアを4つ伸ばして単独首位をキープ。池田勇太が4打差の3位で追う。
重永はスコアを4つ伸ばし、最終18番パー4を迎えた。この時点で、首位に3打差の2位。しかし、フェアウエーからの2打目をグリーン手前から右に広がる池へ落とす痛恨のミス。アプローチも寄せきれず、痛恨のダブルボギーを喫した。ただ、本人に落胆した様子はない。「ダボは悔しいけど、今日は回れただけで良かった。内容的にもいいゴルフができた」。さばさばとした表情で振り返った。
その理由は出発前の朝にあった。ホテルから出る直前、おなかをくだす持病の潰瘍性大腸炎の症状が現れた。ゴルフ場に着いてもトイレにこもりっきり。いつも通り、スタート前に体をほぐしてもらう時間がなくなった。「回れないかも」という不安がよぎった。
朝食は炭水化物を取らず、冷しゃぶサラダだけで済ませた。ラウンド中も、摂取したのは栄養ゼリー1個。そんな状態でのプレーは「明らかにドライバーが飛んでいない。上がり3ホールはハーハー言いながら坂を上っていた」と体力面との戦いでもあった。残り2日間。持病に負けず、ベストを尽くす。