畑岡奈紗が2位急浮上!レジェンド樋口以来の3連覇へ あと10センチでエースも…

 「女子ゴルフ・日本女子オープン・第2日」(28日、千葉CC野田C=パー72)

 17位から出た大会3連覇を目指す畑岡奈紗(19)=森ビル=が7バーディー、1ボギーの6アンダー66を出し、通算7アンダーで元世界ランク1位、現4位の柳簫然(ユ・ソヨン、韓国)、丹萌乃と並んで2位へ浮上した。68で回ったフェービー・ヤオ(台湾)が通算9アンダーで単独首位。アマチュアの後藤未有(沖学園高3年)、テレサ・ルーが通算6アンダーで5位につけた。

 元世界ランク1位に真っ向勝負を挑んだ。畑岡は柳簫然と同組ラウンドでピンを果敢に攻めた。7バーディー、1ボギーの66で一気にスタート前の6打差を追いつき「今日は上出来だったと思います」と笑顔で自画自賛した。

 ショットが切れに切れた。インスタートの11番で残り100ヤードをピン右横30センチにつけて先制パンチ。12、13番も3、6メートルを沈めて3連続バーディーを奪うと、折り返し後も追撃の手を緩めない。

 1番で残り143ヤードの第2打を40センチにつけてスコアを伸ばし、7番も30センチにピタリと乗せてバーディーを重ねた。圧巻は201ヤードの8番パー3。4Uで打った第1打はピン右やや奥5メートルに着弾後、左傾斜に沿って戻り、ピン右横10センチで止まった。

 あとわずかでホールインワンというスーパーショットに大ギャラリーが沸く中、柳の目の前で“お先にバーディー”を奪取。「今日は昨日よりショットに自信を持ってスタートできた。まだMAXまでは振れていないけど、少し自信が出てくれば振れる」と目線を上げた。

 米ツアー2年目の今季は出場権維持に苦しんだ昨年とは違い、6月に初優勝。今週は凱旋試合として“レジェンド”樋口久子以来の大会3連覇がかかるが、重圧とは無縁だ。前夜はコース近くのファミレスで大好きなトマトソースの魚介パスタを食べてリフレッシュ。「今日はソヨンを目標にしてトップに絡めるようにという気持ちでした。でも、まだ2日終わっただけなので、その日その日でやっていきたい」。冷静に決勝ラウンドを見据えた。

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