菊地絵理香が3度目の正直Vを目指す「明日もしんどい戦いになる」
「女子ゴルフ・日本女子オープン・第3日」(29日、千葉CC野田C=パー72)
強いメンタルを武器に菊地絵理香(30)=オンワードホールディングス=がトップタイに急浮上した。深いラフに狭いフェアウエー、加えて台風24号の影響による雨。過酷な条件に苦しむ選手が続出する中、この日のベストスコア67をマーク。「女子オープンはしんどいことも多い。でも、それは分かってやっているので、気にならなかった」と事もなげに振り返った。
1番で7メートルを沈めてバーディー発進。いい流れを呼び込むと、6番からは2、5、3メートルを決めて3ホール連続でバーディーを奪った。後半も15番で10メートルのスネークラインを放り込んでガッツポーズ。最終18番パー5は残り50ヤードの第3打をピン手前3・5メートルに乗せてバーディーフィニッシュした。
今大会は13年から5年連続トップ10入りと相性はいいが、13年は2位、15年はプレーオフの末に2位とあと一歩優勝に手が届かなかった。それだけに優勝への思いは人一倍で「明日もしんどい戦いになるとは思うけど、それも分かっている。いい意味で欲を出さないで鈍感にいけるかが大事だと思う」。3度目の正直なるか。