「女子ゴルフ・日本女子オープン・最終日」（３０日、千葉ＣＣ野田Ｃ＝パー７２）

　首位で出た世界ランキング４位の柳簫然（韓国）が５バーディー、ボギーなしの６７をマーク、通算１５アンダーで日本ツアー初優勝。並んで首位スタートの菊地絵理香は２バーディー、２ボギーと伸ばせず通算１０アンダーの３位に終わった。また、首位と２打差４位から出た畑岡奈紗（１９）＝森ビル＝は４バーディー、ボギーなしの６８で回ったが、通算１２アンダー２位にとどまり、樋口久子以来の大会３連覇はならなかった。

　相撲に例えれば番付通りの圧勝だった。海外メジャー通算２勝で元世界ランク１位の柳簫然が、まったく隙のないゴルフで国内メジャータイトルを制覇。２番で追いつかれたが、まったく動じず６番で３メートル、７番はラフから難しいアプローチを２０センチにつけて連続バーディー。１７番でバーディーを奪った後、優勝を確信したという。

　「本当にうれしい。４日間の自分のプレーには満足している」。畑岡には「メンタルの強さもある。経験さえ積めば（米ツアーの）メジャーに勝てる」とエールを送った。