永井花奈、復調3位 自宅ガレージから“抜てき”のL字パターが活躍
「女子ゴルフ・富士通レディース・第2日」(13日、東急セブンハンドレッド=パー72)
直近8試合は予選落ち6回と苦戦していた永井花奈(21)=デンソー=が復調。3バーディー、1ボギーの70とスコアを伸ばし通算5アンダー、首位と1打差3位で最終日をスタートする。プロ初Vから間もなく1年。念願の2勝目をつかめるか。首位は6アンダーでアン・ソンジュとイ・ミニョン(ともに韓国)。安田祐香(兵庫・滝川二高)が1オーバーのぎりぎりでアマチュア最多タイの10連続予選通過を果たした。
永井は自宅のガレージで、小学4年の頃からハーフスイングの練習を繰り返した。今週は、その秘密基地から引っ張り出した“3軍選手”のL字パターが活躍している。
最近は絶不調に陥っていたが「やっぱりキーポイントはパッティング。それが今週は自信を持ってできてます」。3、4、14番で3メートル、5メートル、4メートルのバーディーパットを決めただけでなく、1パットパーが6つ。今大会はジュニア時代に使ったパターを使用しており、「家に30本以上のパターがありますが、その中でもほどんど使わない、持っていく候補にも入れないでいた2軍どころか3軍からの大抜てき」だという。
「今季の目標は優勝すること。それしか考えてない」と言い続けてきた“ガレージ娘”が、3軍パターで勝負に挑む。