川村昌弘 63で2位浮上 圧巻5連続バーディー
「男子ゴルフ・ブリヂストンオープン・第2日」(19日、袖ケ浦CC=パー71)
42位から出た川村昌弘(25)=antenna(アンテナ)=が、9バーディー、1ボギーで、この日のベストスコアとなる63をマークし、通算8アンダーで、日高将史(32)、プラヤド・マークセン(52)=タイ=とともに2位につけた。李尚熹(イ・サンヒ)=韓国=が68で回り通算9アンダーで首位を守った。この日、池田勇太(32)が体調不良で、尾崎将司(71)が腰痛で、それぞれ途中棄権した。
川村のエースパターが“火”を噴いた。前半に2打伸ばして折り返した後半。12番で5メートルを沈めたのを皮切りに圧巻の5連続バーディー奪取。とどめは最終18番で4メートルを一発撃沈した川村は「いやー、ほんとにグリーンでパットが入りました。それだけですね」と、インの9ホールでの11パットに笑顔を見せた。
実は前日、「ずーっとパットが入らないので、何年ぶりかくらいにエースの2本じゃないパターを使ってみた」。結果は「自分のスタイルはこういうパターじゃないという確認になったし、エースパター(ピン型)がいいなという信頼につながった」そうだ。
今大会での自己最上位は12年大会の13位だが、「去年も2日目に66で回ったことがあるし、フェアウエーも狭くて、ラインも取りやすい」という。一気の急浮上で首位と1打差のV圏内に突入。「みんなそうだと思いますが、試合が始まる前から“優勝めざしてやる”と。こういういい位置で、あと2日できるのが楽しみです」。“世界への挑戦”の志を持ち続ける川村が、13年パナソニックOP以来のV取りに挑む。