20歳松田鈴英が3位浮上 遠征続きに「毎回自分がどこにいるか分からない」

 「女子ゴルフ・マスターズGCレディース、第3日」(20日、マスターズGC=パー72)

 ツアー参戦2年目の松田鈴英(20)=ニトリ=が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算8アンダーの3位に浮上した。首位は同14アンダーのアン・ソンジュ(韓国)、5打差9アンダー2位に菊地絵理香。2位からスタートした原英莉花は76と4打落とし、12位に後退した。

 急速に、力をつけているようだ。昨年のプロテストでトップ合格した松田は「ショットが全然。風が気になって、難しかった」と不満顔で振り返りながら、この日わずか3人しかいない60台で回ってみせた。

 ルーキーの昨年は14試合に出場し予選突破が4試合にとどまったが、今季は前週の3位などトップ10入りだけでもすでに5度を数え、賞金ランクも25位と上位にいる。

 ショットがうまくいかなくても「(ナイスパーが)いっぱいありました。3メートルとか」と、風の影響を受けづらいグリーンでカバーする二枚腰でしのいだ。

 滋賀県出身で、関西での上位争いは地元ファンにもうれしいところだが、本人は「毎回(自分が)どこにいるか分からないんです」と、転戦、転戦のプロ生活には「まだ全然慣れてません」という初々しい部分も残す。

 それでも、風に悩まされながら、しかも「持ち球はフェードなんですが、今日は逆球ばっかり」と、ショットにも不満を漏らしながらの上位進出だ。

 超のつく実力者、アン・ソンジュとの6打差を追いかけ、最終組で回る最終日。「明日緊張すると思いますが、自分らしいプレーと、優勝争いができればいいかな」と、淡々と上を見据えた。

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