松山英樹、急浮上17位 6バーディーで前日から挽回

 「米男子ゴルフ・CJカップ・第3日」(20日、ナインブリッジズ=パー72)

 44位から出た松山英樹(26)=LEXUS=は6バーディー、ボギーなしで66と伸ばし、通算5アンダーとして首位と8打差の17位に浮上した。67で回った前日2位のブルックス・ケプカ(米国)が通算13アンダーでトップ。スコット・ピアシー(米国)とイアン・ポールター(英国)が4打差2位につけ、65をマークしたラファエル・カブレラベロ(スペイン)ら6人がさらに1打差4位に並んだ。

 ミスの目立った前日から見違えるようなゴルフで挽回した。パーオン率100%で6バーディー。2位とは4打差と、届かない距離ではない。松山は「流れよくプレーできた。スコアが良かったので(状態も)上がっているんじゃないか」とまずまずの表情だった。

 10番からのスタート時に降りていた霜が解け始めるとプレーのエンジンがかかった。パー5の12番でバンカーから寄せて初バーディーを奪い、さらに6メートルの下り、2メートルのラインを読み切っての3連続バーディーで一気に伸ばした。

 18番では第1打がフェアウエー中央の岩と岩の間に入り込んだ。十分にバックスイングが取れなかったが巧みに脱出してパーをセーブ。ミスを「小手先で調整している」と言うが、流れを切らずに後半の4番までにさらに3バーディーを奪い、着実に上位に迫った。

 ただ、満足はしていない。6、9番は2メートル以内のチャンスを逃した。「調整できれば、もう少しいい状態で試合ができるんじゃないか」。すぐに練習場で30分ほどパターを振り、最終日に備えた。

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