17歳・高久みなみ4位死守「自分でもびっくり」 奈紗以来のアマVへ
「女子ゴルフ・三菱電機レディース・第2日」(27日、武蔵丘GC=パー72)
4位から出たアマチュアの高久みなみ(17)=茨城・明秀学園日立高3年=が14番からの3連続を含む7バーディー、3ボギーの68で回り、通算7アンダーで4位を死守。最終日は日本人では2016年日本女子オープンの畑岡奈紗以来5人目となるアマチュア優勝を目指す。2日連続で67を出した三ケ島かなが通算10アンダーで単独首位を守り、悲願の初優勝へ王手をかけた。
17歳の女子高生がプロも驚く爆発力を見せた。高久は13番までこの日イーブンパーだったが、14番で第2打を2メートルにつけてバーディーを奪うと、ここから16番まで3ホール連続。最終18番パー5は平均飛距離250ヤードのドライバーショットを生かして2オンに成功し、楽々バーディーフィニッシュを決めた。
今週はマンデートーナメントで自己ベスト65をマークして出場権を獲得した。計3度のプロツアー出場はすべて今大会とコースとの相性は抜群。堂々自身初のプロツアー予選通過を果たし「このスコアには自分でもびっくりです。14番から流れがきた。このコースは本当に相性がいい」と屈託なく笑った。
国体出場経験があるトップアマの父・幸夫さん(47)、ツアープロを目指してQTを受験中の長姉・あずささん(23)、東北福祉大ゴルフ部主将の次姉・ゆうなさん(21)の影響でゴルフを始めたが、キャディーも務めた幸夫さんによると「3人の中でみなみは別格。飛距離が出る」。高校卒業後は進学せずプロを目指すという。
首位と3打差を追いかける最終日。逆転Vを果たせば、日本人では史上5人目のアマチュア優勝となるが「明日はいろいろ経験できる。ローアマを目標に楽しく笑顔でプレーしたい」と足元を見据えた。