松山英樹、見せ場なく30位フィニッシュ 2年前Vの面影なし「思うように打てず」
「男子ゴルフ・世界選手権シリーズ・HSBCチャンピオンズ・最終日」(28日、シャー山国際GC=パー72)
米、欧州ツアーを兼ねる大会で、35位から出た松山英樹(26)=LEXUS=は72で回り通算3オーバーの30位となった。ザンダー・シャウフェレが通算14アンダーで並んだトニー・フィナウ(ともに米国)とのプレーオフを制して優勝した。世界選手権シリーズ初制覇で米ツアーでは2季ぶりの3勝目。小平智は5オーバーの37位、池田勇太は12オーバーの64位、稲森佑貴は18オーバーの73位だった。
7打差をつけて圧勝した2年前の面影は最後までなかった。松山は4バーディーを奪いながらも2ボギーに1ダブルボギーのパープレー。見せ場は少なく「思うように打てず、伸ばせなかった」と唇をかんだ。
10番から池田と同組でスタート。4番(パー3)で第1打を左の川に打ち込みダブルボギーとするなど、苦しむうちに口数は減っていった。
11月は日本ツアーで2連戦。「どの試合も優勝したいが、日本だとその気持ちはなおさら強い。でも今のゴルフではできない」と危機感を募らせた。