川村昌弘「いい試合だった」プレーオフで敗れ2週連続の2位 パッティングに手応え
「男子ゴルフ・マイナビABC選手権・最終日」(28日、ABC・GC=パー72)
プロ11年目の木下裕太(32)=フリー=が通算15アンダーで並んだ川村昌弘とのプレーオフを制し、初優勝を飾った。首位から出た木下は5バーディー、2ボギーの69で回り、18番パー5で行われたプレーオフ1ホール目にイーグルを奪って大激戦にケリをつけた。3打差3位にH・W・リュー(韓国)が入り、藤本佳則と今平周吾が通算10アンダーで4位。石川遼は71と伸ばしたが、2オーバー48位に終わった。
プレーオフを終えた川村は、グリーン上で木下の右手を高々と掲げた。「すごかった。本当に木下さんと2人で盛り上げて、いい試合だった」。11月中旬に欧州ツアーの来季出場権を争うQTに初挑戦するため、今大会が今季の日本ツアー最終戦となる見込み。2週連続で2位となり「パッティングの距離感がよかったし、成長を感じた」とQTに向けて手応えをつかんだ様子で「2位、2位で運も使ってないしね」と笑った。