2位発進の畑岡奈紗、「日本開催なので日本人が勝った方が盛り上がる」
「女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック・第1日」(瀬田GC北C=パー72)
畑岡奈紗(19)=森ビル=が7バーディー、1ボギーの6アンダー66を出し、金寅敬、申ジエと並んで2位につけた。9月の日本女子オープンを制した柳簫然が7アンダー65で首位。
「奈紗ちゃーん!」。コースのあちこちから沸き上がる日本語の声援に勇気をもらった。畑岡は2番で5メートルを沈めると、超高速グリーンのスピードを完全掌握。5番で奥2メートル、17番は手前から7メートルをコトン。最終18番パー5は第3打を20センチにピタリとつけ、ショットでもバーディーを決めた。
「母国の言葉で応援されると力になるなと思った。やっぱり“奈紗ちゃん”というのが一番ですかね」
9月の日本女子オープンはその柳の前に苦杯をなめた。通算12アンダー2位に食い込んだが、柳に3打及ばす逃げ切り優勝を許した。予選同組となった今週は格好のリベンジ舞台。「今日も安定したショットをしていて、自分もバーディーを取っていかないと離されるばかりだった。このコンデションなら明日も6アンダーは出せそう。日本開催なので日本人が勝った方が盛り上がる」と頂点だけを見つめた。