片岡1打差2位 惜敗も晴れ晴れ「やるべきことはやれた」
「男子ゴルフ・平和PGM選手権・最終日」(4日、PGMゴルフリゾート沖縄=パー72)
今季初優勝を狙った片岡大育(30)=日立キャピタル=は67をマークしたが、通算13アンダーで1打差の2位に終わった。ショーン・ノリス(南アフリカ)が69で回り、通算14アンダーで今季初勝利、通算3勝目を挙げた。3日が悪天候で中止され、大会は54ホールに短縮。規定により加算される賞金額は25%減で、優勝は3千万円となる。
18番のバーディーで単独首位に立ったが、最終組のノリスが逆転のイーグル。通算4勝目まであと一歩だった片岡は晴れ晴れとしていた。8メートル超の強風の中で6バーディー(1ボギー)を奪い、この日最少の67をマークしての2位に「しようがない。やるべきことはやれた」と語った。
9番で10メートルのバーディーパットを沈めるなど、1ラウンドあたりの平均パット数で昨季1位となった実力を見せた。ショットをバンカーに入れるなどピンチは何度もあったが我慢強くリカバリー。「凡ミスだけはしないように。完全集中でやった」と胸を張った。
昨年まで3年連続で優勝も、欧州、アジアツアーにも挑戦した今季は国内でも目立つことがなかった。久しぶりの優勝争いで自信を取り戻し「最後は勝ちきって恩返しをしたい」と前を向いた。