「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・第１日」（１５日、エリエールＧＣ松山＝パー７２）

　シード復帰を目指す原江里菜（３１）＝ＮＥＣ＝が４バーディー、１ボギーの６９でラウンド、８位発進の初日となった。１イーグル、６バーディー、１ボギーの６５で回った有村智恵が単独首位発進。またホステスプロの河本結は７４の７２位と苦しいスタートになった。

　原江は「まずまず。上出来です」と初日のスコアを笑顔で振り返った。昨年、シード権を失い、今季の賞金ランクも前週まで１９００万円弱で５７位と厳しい戦いの渦中にある。

　フルシードとなる５０位以内に入るには単独８位以上、第１回リランキングまでの出場権が得られる５５位以内にも１００万円（単独２０位）の上積みでは足りない。

　こうした状況下、スタート３ホール目の１２番でボギーが先行したが「たまたまうまくいかなかっただけ。自分を信じ抜く」という強い気持ちで前半、３バーディーを奪い、後半も１バーディーにまとめてみせた。

　一昨年のこの大会では通算２０アンダーの３位という経験もあり、加えて「ショットのフィーリングが良くないけど、我慢するところで我慢できた」と粘ることもできた。

　シードは「意識するといろいろ気になる」と、平常心で「少しでも上位に」と前を向いた。