「女子ゴルフ・ＬＰＧＡツアー選手権リコー杯・第３日」（２４日、宮崎ＣＣ＝パー７２）

　３位から出た勝みなみ（２０）＝明治安田生命＝が３バーディー、２ボギーの７１で回り、通算７アンダーで首位と３打差の２位につけた。３位からスタートした比嘉真美子（２５）＝ＴＯＹＯ　ＴＩＲＥＳ＝はイーブンパー、通算６アンダーで５位に踏ん張った。首位は通算１０アンダーのペ・ヒギョン（韓国）。

　ボギーフィニッシュも、勝は屈託のない笑顔でクラブハウスへ引き揚げてきた。「後半、ドライバーがぶれて、そこでボギーを打っいているけど、結構（ピンチでの）パーセーブもしていたし、（イン）２オーバーなら上出来」というのが笑顔の理由だ。

　５番パー３でバーディーを奪うと、７番はグリーンの右手前、カラーから８メートルを放り込み、８番パー３でティーショットがピンをかすめて１メートルにつける連続バーディーだ。

　７番のナイスバーディーでも示すとおり、グリーン上が強みの一つだ。本人は「知らなかった」と驚いて見せたが、前週までの平均パット数は鈴木愛に次いで２位。今週に限れば堂々のトップだ。

　逆転での２週連続優勝に期待がかかるものの「全然意識してない」ところはまったくぶれない。今季優勝者と、賞金ランク２５位以内の選ばれた選手にしか与えられない今大会の出場権。「出られただけで、本当にいいんで」とまったく無欲だ。逆転Ｖは十分、ある。