小平2位発進 米国帰りの底力!名物18番ホールインワン寸前

 「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・第1日」(29日、東京よみうりCC=パー70)

 米ツアーを主戦場にする小平智(29)=Admiral=が名物パー3、18番でのバーディーを含む6バーディー、2ボギーの4アンダー66で回り、首位に1打差の2位と好発進した。Y・E・ヤン(韓国)が1イーグル、6バーディー、3ボギーの5アンダー65をマークして首位。出水田大二郎、崔虎星(韓国)も4アンダー66で2位。石川遼は2アンダー68で、初の賞金王を目指す今平周吾らと並んで7位につけた。

 例年ドラマを演出する名物ホールの18番パー3で、小平がギャラリーを沸かせた。3Iの第1打がグリーンを捕らえ、カップの縁をかすめながら左上1・5メートルに止まった。あとわずかでホールインワンというスーパーショット。これには同組の石川も「自分もいいショットだったけど、それがかすんだいいショット」と脱帽した。

 バーディーパットは外れたらグリーンの外に出ていってしまうくらいの強さで打って、見事に出場選手中2人しかいないバーディーを奪取。「6年間で(18番のバーディーは)初めてなので、すごくうれしい。カップ左縁を狙えば入ると思った。完ぺきな球が打てた」と自画自賛した。

 今季は4月のRBCヘリテージで米ツアー初制覇し、以後主戦場を米国に移した。今週は日本のファンに本場で磨いた1ランク上のゴルフを見せる絶好の機会。「米ツアーならもっといいスコアを出している選手がいると思う。そこをイメージして上を見てプレーできている」と凱旋Vを見据えた。

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