松山英樹9打差18位浮上 「ショットいい」と納得の表情
「米男子ゴルフ・ソニーオープン・第3日」(12日、ワイアラエCC=パー70)
松山英樹(26)=LEXUS=は6バーディー、1ボギーの65と伸ばし通算9アンダーで首位と9打差の18位に上がった。7位から出た今平周吾(26)=フリー=は71で通算7アンダーの27位に後退。69だった星野陸也は3アンダーで63位、71の稲森佑貴は2アンダーで68位となった。マット・クーチャー(米国)が66で通算18アンダーに伸ばしてトップを守り、アンドルー・パットナム(米国)が2打差で続いた。
2日目まで苦しんだ松山がようやく本領を発揮した。苦手なコースながら65で回り、5つ伸ばした。特にインでは5バーディー奪取。上がり3ホールは連続で取り、今年初めて納得の表情も見せた。
序盤はパッティングが決まらず、いら立つ場面も。1番で3メートル、3番で4メートルを外してがっくり。10番では80センチのパーパットを外す手痛いミスもあったが、気落ちせず盛り返した。11、12番はいずれも5メートルをズバリ。16番は残り165ヤードを8番アイアンで2・5メートルにつけ、17番パー3は実質172ヤードを9番アイアンで4メートルに。18番パー5は奥からの寄せを4メートルショートさせたが、しっかり沈めた。
本人も「ショットに関しては、いいものがだいぶ出せたかな」と手応えを口にした。昨年後半から続く不振から抜け出せそうな光明が見えたと言えそう。「トップ10も見える位置なんで、最終日も頑張りたい」と明るく語った。