「米女子ゴルフ・ダイヤモンドリゾーツ・チャンピオンズ・最終日」（２０日、フォーシーズンズ・クラブ＝パー７１）

　４バーディー、ボギーなしの６７と伸ばした畑岡奈紗（２０）＝森ビル＝は通算１アンダーとして最下位の２４位タイから１６位に順位を上げて開幕戦を終えた。７０で回った３２歳のチ・ウンヒ（韓国）が通算１４アンダーで５勝目を挙げた。

　２０歳になって迎えた３シーズン目の開幕戦で、最終日に昨季２勝の実力を示した。強風に悩まされ、スコアを崩す選手もいた中で、この日ベストの６７。「ノーボギーだったのがすごくうれしかった。やっと自分らしいラウンドができた」と笑顔を取り戻した。

　序盤の１０、１３番のパー５は追い風を生かしてバーディー。後半の４番では残り１１ヤードのチップショットを沈めて四つ目のバーディーを奪った。短いパットも確実に決めてボギーなしで乗り切った。

　新しいキャディーのグレグ・ジョンストンさんとの息もまずまず。メジャー７勝のジュリ・インクスター（米国）とコンビを組んだ実績を持ち、畑岡は「ベテランで心強い。マネジメントも自分に合っている」と初戦で意気投合した様子だ。

　茨城県で成人式に出たためぎりぎりの渡米となり、第３日までは精彩を欠いたが「しっかり終わることができたのは自信になる」。１カ月後の次戦、ホンダＬＰＧＡ（２月２１日開幕・タイ）に向けて確かな手応えが残った。