日テレ、女子ゴルフ放映権は「引き続き協議」 Wレディス協約書締結も…

 日本テレビは25日、女子ゴルフの「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」開催に向け、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)と協約書を締結したと発表した。今大会はLPGA側が放映権帰属を求め、日テレと交渉が決裂したことから、昨年の日程発表時に「ウイメンズ選手権」という仮称で会場未定のまま開催とされていた。ただ日本テレビ側は来年以降の開催については「引き続き放映権帰属のあり方について協議を続ける」としている。

 日本テレビは女子ツアーの放映権について、LPGA側と協議を続けていたが、昨年の日程発表時には折り合わず、日テレが放送していた3試合の開催は見送られていた。さらに45年以上の歴史を誇る「ワールドレディス」についても「ウイメンズ選手権」として、これまでの歴史を白紙にするかのような発表だったことから、日本テレビ側にも心配の声が寄せられていたという。

 この日、日テレが発表した文書には「多くのゴルフファン、選手のみなさま、そして本大会会場の周辺自治体やつくばみらい市民、茨城県民のみなさまほか、すべてのステークホルダーのみなさまから、本大会の開催を強く要望する声が多数寄せられました」と説明。今回協約書を締結したのは、これらの声に加え「愛されてきた本大会が開催できなくなることは、もとより弊社としても本意ではない」という理由からだと説明した。

 だが、「今回の協約書締結は、ファンファースト・選手ファーストの見地からの決断」とし、「2020年以降の大会については、LPGAと引き続き放映権帰属のあり方について協議を続け、その中で長年にわたり日本女子プロゴルフ界を支えてきた弊社としての考え方にご理解をいただけるよう努めて参ります」と、今後も放映権帰属を自社に求めていく考えを明らかにしていた。

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