女子ゴルフ、中止予定の3大会の今季開催が決定 放送権めぐる交渉は継続
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は25日、昨年の日程発表時に外れていたKKT杯バンテリン・レディース(開幕4月19日、熊本県)、中京テレビ・ブリヂストン・レディース(同5月24日、愛知県)、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子(同9月27日、宮城県)について、今季開催が決まったと発表した。ただ、争いとなっている放送権の帰属先についてはいずれも協議が続くこととなった。
LPGAは「放送権の考え方」について3大会を主催する日本テレビ系列のテレビ局と合意し「動画配信を一括管理できる体制になった」と発表した。インターネットで有料生中継するため放送権を管理したいLPGAに対し、これまで中継してきた放送局などが反発している。一度は中止と発表された3大会は、選手や地元の声を受けて継続へ動いていた。5月の「ワールド・サロンパス・カップ」を昨年と同様にLPGAと開催することが決まった日本テレビは「ファン、選手ファーストの見地からの決断」と強調し、放送権帰属については協議を続けると表明している。