松山、パット苦戦続き15位も前向き「兆し見える」
「米男子ゴルフ・フェニックス・オープン・最終日」(3日、TPCスコッツデール=パー71)
松山英樹(26)=LEXUS=は4バーディー、2ボギーの69で回り、通算9アンダーの15位だった。小平智は75と崩れて4オーバーの72位。リッキー・ファウラー(米国)が通算17アンダーで約2年ぶりの勝ち星を挙げ、ツアー通算5勝目を飾った。
2年ぶりの3勝目を目指した得意の大会は、グリーンで苦しんだまま終わった。特に最終日は34パット。松山は「全然いいストロークができなかった。入らなくて当然」と悔しがった。
パープレーで折り返して10番で2メートル、11番で8メートルのラインを読み切ったが、続く12番で3パット。流れをあっさり失い「パットが入らなければ、こういうスコアになっても仕方ない」と嘆いた。
ただ「最後の4回はいい(ドライバー)ショットが打てた。この2週間はトップ20を外さなかった。少しずつ兆しは見えている」と珍しく前向きな自己評価も口にした。次は14日開幕のジェネシス・オープンに出場予定で「しっかり休んで、自信を持って打てるように練習したい」と話す表情に暗さはなかった。