松山16位上昇 パット復調で「トップ10が狙える位置」
「男子ゴルフ・世界選手権シリーズ・メキシコ選手権・第3日」(23日、チャプルテペックGC=パー71)
28位で出た松山英樹(26)=LEXUS=は5バーディー、1ボギーの67、通算4アンダー16位に上がったが、トップとの差は12打に広がった。昨年の日本の賞金王、今平周吾は通算イーブンに落として37位、小平智は通算10オーバーで66位。ダスティン・ジョンソン(米国)が通算16アンダーに伸ばして単独首位。タイガー・ウッズ(米国)は70で6アンダー9位となった。
このところパッティングに苦しんでいる松山に、光明が差した。今大会のグリーンは日本では見られないタイプのポワナ芝でボールの曲がりを読むのが難しい。松山も前日までは苦戦させられたが、この日は13番で3・5メートルを沈めるなどうまく処理。ショットにも好影響を及ぼし、2番は第2打を60センチ、8番も1・8メートルにつけてバーディーにした。
「パッティングは、前日までに比べたらストロークが良くなっている。まあ、一日くらいはいい日があっていいでしょう」と口調も穏やか。昨季から続く不調を引きずっているが、それでも前週のジェネシスオープンを含め、今季は10位以内に2度入っている。「今週もトップ10が狙える位置。最終日にビッグスコアを出せればチャンスがある」と前向きな気持ちに切り替えた。