「女子ゴルフ・ダイキン・オーキッド・レディース・第１日」（７日開幕、琉球ＧＣ＝パー７２）

　女子ゴルフの国内開幕戦は７日に熱戦の火ぶたを切る。開幕前日の６日はプロアマ戦が悪天候のため中止になったが、米ツアーから一時帰国して出場する畑岡奈紗（２０）＝森ビル＝がコース内で最終調整を完了。「出るからには優勝を目指す」と堂々Ｖ宣言した。

　存在感が違った。世界ランク６位の畑岡はプロアマ戦中止決定後に天候が回復すると、練習場で入念にショットの調整を行った。米ツアーから一時帰国しての参戦だが「出るからには、もちろん優勝が目標です」と力強く言い切った。

　３日にシンガポールで行われた米ツアー「ＨＳＢＣ女子世界選手権」を終え、４日に羽田空港を経由して沖縄入り。「ちょっと疲れはあるけど、練習では調子がいいので、あとはそれを試合でやるだけ」とコンデション面の不安を打ち消した。

　開幕戦へは強い思い入れがある。今季すでに米ツアーで開幕を迎えているが「日本ツアーのメンバーでもある。この大会は日本での開幕戦だし、準メジャー。毎年この大会を楽しみにしています」と闘志を表に出した。

　コーライグリーンが難度を上げている琉球ＧＣへの警戒も怠らない。「グリーン自体小さいので芝目の読みが重要になる。ショット的にはフェードボールを練習してきた。それを自信を持って打てるかですね」と対策を口にした。

　昨季は米ツアーで初優勝を果たし、日米共催のＴＯＴＯジャパンクラシック（滋賀）で２勝目を挙げた。すっかり米ツアーの顔に定着し、来年に東京五輪を控えた今季はさらなる飛躍を目指す。「今年の目標はメジャー大会の優勝。オリンピックは来年なのであっという間という感じ。今年１年が重要になる」。今週の有言実行Ｖで一気に理想の軌道に乗る。