松田おけつパワーよ 黄金世代に負けない!単独首位発進 100万円ゲット
「女子ゴルフ・ダイキンオーキッドレディース・第1日」(7日、琉球GC=パー72)
2019年女子ツアーが開幕し、黄金世代と同じ17年プロテスト合格の松田鈴英(21)=ニトリ=が3バーディー、ボギーなしの3アンダー69で首位発進した。菊地絵理香、黄金世代の大里桃子、ともに地元沖縄出身の比嘉真美子、諸見里しのぶが2アンダー70で2位に並んだ。米ツアーから一時帰国して参戦した畑岡奈紗は1オーバー73で27位だった。
沖縄独特の強風を問題にしなかった。松田がノーミスの内容で単独首位発進。初日だけに懸けられたベストスコア賞100万円をつかみ「ウォッシャ!って感じです。今日はボギーを打たないのがよかった」と充実の笑みを浮かべた。
実質ルーキーイヤーだった昨季は賞金約6456万円を稼いでランク11位と大ブレークした。オフは今季のさらなる成長を追求し、課題だった体重増、下半身強化に取り組み、5キロの体重増と安定したスイングを手に入れた。その成果で8メートル近い風の中、4番パー5では3打目を50センチ、11番も1・5メートルに乗せてバーディーを奪った。
東京五輪の日本代表強化選手に入ったことで、トレーニング方法を学んだことも大きい。「私は“おけつ”が弱かったので、教えていただいた家でもできるトレーニングで鍛えた。今は“おけつ”の筋肉が硬くなった感じです」とちょっぴり照れくさそうに話した。
大会開催地の“ご当地グルメ”でモチベーションを上げている。今週は沖縄名物のアグー豚。「3回くらいしゃぶしゃぶで食べました。ご当地のものを食べるとその土地に来た感じがするし、やるぞって気になれる」と楽しそうに笑った。
学年はひとつ上だが、黄金世代と同じ98年生まれ。プロテスト合格も同じ17年で、今季は昨年優勝を果たした同期生の勝みなみ、新垣比菜に追いつけ追い越せを目標にしている。「みんながいい意味で刺激し合っている。今年は私も初優勝したい」。開幕戦でいきなり目標達成のチャンスを迎えた。