女子ゴルフ界からもイチロー引退惜しむ声 上田桃子は尊敬のまなざし
「女子ゴルフ・Tポイント×ENEOS・第1日」(22日、茨木国際GC=パー71)
21日のアスレチックス戦後に現役引退を表明したマリナーズのイチロー外野手(45)について、女子ゴルフ界からも惜しむ声などが相次いだ。
45歳でイチローとは同学年の表純子(中部衛生検査センター)は「辞めちゃうんだ。50歳まで頑張ってほしかった」と寂しそう。数年前の米国合宿時に、師匠の岡本綾子に紹介されてあいさつしたことがあるといい、そのときの印象は「やっぱりかっこいいですね」。自身はこの日、9オーバーで100位タイスタート。「私は行けるところまで続けたい」と決意を新たにした。
上田桃子(かんぽ生命)は、前夜の試合をイチローが交代するまでテレビ観戦したという。最後の最後まで全力を尽くし、それでも安打が出なかった大打者のラストシーンに「勝負の厳しさを感じた」
自身はかつて、米女子ツアーを主戦場にしながら、思うような結果を出せなかった経験を持つ。イチローが米大リーグでこれだけ長くプレーし続けたことには「結果を出すだけでなく、認められていた。パーソナリティー、準備の仕方とか」と尊敬のまなざしを向ける。
歴史的な引退試合から上田が感じたのは「1個1個、やるべきことに集中しなきゃいけない」ということ。アスリートとして物心ついたころから影響を受けてきた偉大な選手から、最後まで学ぶことがあったようだ。