青木瀬令奈、4バーディー5位発進 宝塚歌劇にハマって「関西大好き」
「女子ゴルフ・Tポイント×ENEOS・第1日」(22日、茨城国際GC=パー71)
青木瀬令奈(26)=三和シャッター工業=が4バーディー、3ボギーの70で回り、2打差の5位タイで発進した。申ジエ(韓国)が3アンダーで単独首位に立ち、1打差の2位は2週連続優勝と大会2連覇を狙う鈴木愛、上田桃子、S・ランクン(タイ)の3選手。
強風と寒さに、青木が復調したパターで立ち向かった。10番はグリーン右エッジからの約15メートルが直接カップイン。「まさか入るなんて」。この日4個目のバーディーに愛らしい笑顔がはじけた。
昨年10月から使うピン型パターを先週はお休み。気分転換で高慣性モーメントマレット型を使い、再びピン型に戻した。コーチの指導でテークバックから切り返しを遅くし、複雑なグリーンの傾斜に負けない、重い球質の転がりを取り戻した。
予選落ちした先々週の開幕戦ではひと筋違って入らなかったパットが決まる。1番で3~4メートルをねじ込み“寄せワン”でパー発進。4番は6メートル、7番は3メートル、8番は10メートルを入れバーディーを奪った。
ファン歴は2年と浅いが宝塚歌劇に深くハマり、群馬県出身ながら「関西は大好き」。すでに開幕戦後に観劇し、2戦目の後にはホテルでのショーを楽しんだ。同じ女の園で、今週は青木がトップで輝く星になる。