河本、5連続バーディー 初Vへ勢い止まらん!猛チャージ65で単独首位

 河本結
2枚

 「女子ゴルフ・アクサレディース宮崎・第2日」(30日、UMK・CC=パー72)

 日体大に通う女子大生プロで黄金世代の河本結(20)=エリエール=が5連続を含む7バーディー、ボギーなしでこの日ベストの65を出し、通算13アンダーで単独首位に立った。昨年プロテストに合格した20歳の臼井麗香と、21歳の脇元華が通算9アンダーで4打差2位。2週連続Vを目指す上田桃子は7アンダー6位。“ツヨカワ”三浦桃香は2アンダー38位で今季初の予選通過を果たしたが、今季日本ツアー初参戦のアン・シネ(韓国)は通算2オーバー74位で予選落ちした。

 勢いが止まらない。河本は8番で1メートルのパーパットを沈めてタッチをつかみ、ギアチェンジに成功した。9番で2メートルを入れて初バーディーを奪い、ここから13番まで怒とうの5ホール連続バーディーを記録。2位に4打の大差をつけて単独トップに立った。

 我慢から生まれた猛チャージだった。8番まではチャンスにつけながらもすべてパー。ついタッチを変えてみたくなる状況だったが「パットのボールの転がりは良い。ひとつ入ってくれれば流れは変わる」と状態を冷静に判断。「入るまでタッチを変えずに待てたことがよかった」と自己分析した。

 プロを目指している弟の力さん(19)の名キャディーぶりも光った。11番の第2打はピンまで残り106ヤード。河本の飛距離は48度のウエッジで100ヤード弱で、姉は「1番手上のPWで抑えめに打つ」と主張したが「いや、奥に行ったらノーチャンス。手前ならどこでもバーディーチャンス」と譲らず、結果、手前12ヤードからチップインバーディーを奪った。

 最終日は昨年プロテストに合格した同期生の臼井、脇元と最終組でスタート。長い髪につけるトレードマークのリボンの色は、信奉するタイガー・ウッズをまねた赤で臨む。「明日は同期が3人なのですごく楽しみ。でも、人は人。1打1打、どれだけ自分と向き合えるかがキーポイントだと思う」。ターゲットの初優勝へ、しっかりと照準をロックオンした。

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